「 キキキ。 」
PULL.
傷ついた黒板にチョークでキキキと悲鳴を書いた聴こえてますか?。
感情が通ります白線の内側までお下がりください「バカ!。」
口数の少ない入り口は黙々と飲み込んで誰も吐き出さない。
言われたとおりに蜜柑みたいに剥いてはみたけれど食べてもいいの。
冬には黄色いきみの手にそっと蜜柑をのせるぼくのサディズム。
鼻水がつららになるまできみの雪だるまになりたいこのまま。
了。
短歌
「 キキキ。 」
Copyright
PULL.
2008-01-13 07:14:19
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