ため息を木枯らしにあずけて
山崎 風雅


 通り過ぎていくひとの目に
 僕はどう映るのだろう
 足取りは重い
 でも
 いつも精一杯やっている

 ラーメン屋の社訓に
 「正しい努力を」とあった
 なるほどなぁ
 俺は甘えてたのかもしれない

 ひとを騙すのは頭が良ければ簡単だ
 難しいのは自分を騙すことだ
 心の真中の本当の自分を幸せにしてやることが難しい

 ため息は木枯らしにあずけて
 見た目にはわからない自分だけの宝を運ぶ人生を続けよう



自由詩 ため息を木枯らしにあずけて Copyright 山崎 風雅 2008-01-11 02:17:17
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