呪いの御霊
春賀清流

寂しさよ 心抜けては 散り落ちる

侘しさよ さめざめ来たる 風の音

とめどなく 流れ行く事 止めどなし

泣き崩れ されども人は 人捨てる

憂いさは その髪照らす 月光の

去り行くと わが身よ嘆け 現世とよ

浄土とは どこにもないと 知った冬

こぼれとる その腕(かいな)には 新た(あら)人

怨みごと この場ではらすよ 神社の夜


川柳 呪いの御霊 Copyright 春賀清流 2003-09-02 22:15:23
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