忘却の後
蝶子

君との思い出は
前世に書いた自伝のように甘美で遠く
懐かしくも恋しくもない
あの頃は全てが間違いだった
でも学ぶべきことは学んだ
君は誰?
不特定多数の群像に
君がおぼれていくのを私は見た。


自由詩 忘却の後 Copyright 蝶子 2008-01-05 23:33:20
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