20060115
昧
あさのひかりのなかに
あなたのかげがとける
なみださえもきはつせいなのか
からだなどはすでにみえない
ないてもないても
いつまでもそらはそらのままそこでひかる
でんわのべるはなりやまずわたしをまつ
いつかまたきみにこのきもちが
とどくとしたら
しずかにめをふせて
いちばんになまえをよぶよ
ひかりはまだあまりにもちいさくて
とおいのだ
せなかにおうそのはねは
かがみにはうつらないけれど
いまきみをはこぶのは
じあいにみちたそうまさにあさのひかりだ
ゆるされるのなら
うたをおくろう
のはらにひとりたたずんで
だれかのなみだをいたみ
れもんいろのひとみでうれう
よるをおどり
りんごいろのひざではねるあなたに
き
み
が
す
き
だ