淡い神話
塔野夏子




やわらかな午後の風が吹きこむ窓のそばの

薔薇色の安楽椅子でまどろんでいる地球に

影をもたない人がひとり そっと近づいて

あえかな接吻をひとつ 残して立ち去った






自由詩 淡い神話 Copyright 塔野夏子 2008-01-01 10:14:59
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