眠り
湖月

化石になりたいのです

焼かれるよりも美しい布でくるまれるよりも私は化石になりたい
何百年、何千年という気が遠くなるような時間を
暗く冷たい土の中で眠りつづけます


そしていつか、
誰かがそっと両手で触れてくれるのを待っています




自由詩 眠り Copyright 湖月 2007-12-30 19:35:22
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