銀河鉄道
アヅサ

ここはいくつめの駅だろう
外では雪がやまないし
君はつま先をもてあまして
車内にころがる星屑を
蹴っ飛ばしたりなんかしている


君を胸に抱くまで
宇宙なんてしらなかった
僕はじぶんの心臓を
だいじにだいじに抱く術だけ
ずっと前から知ってたよ
それだけさ


うまいことばがでてこない
銀河の波は僕らをつれてくんだ
雪も星屑も君のつま先も
ぜんぶまぶしくて
ちょっと涙がでそうなんだ
ちょっとだけ


自由詩 銀河鉄道 Copyright アヅサ 2007-12-30 19:07:00
notebook Home 戻る