料理店の夜
吉岡ペペロ



トルコ料理店でベリーダンスを見た

息子ふたりは

ギュッと目をつむって恥ずかしがっていた

下の子はそのまま寝てしまった

寝ているのにパンをかじった

上のは指で耳をふさいでいた

たまに目をあけて私をにらんだ


ダンサーが視線を正面にむけるたび

時間がとまったようになった

音楽だけが煽情を掻き鳴らしていた


トルコ料理店でベリーダンスを見た

息子ふたりは

ギュッと目をつむって恥ずかしがっていた

下の子はそのまま寝てしまった

寝ているのにパンをかじった

上のは指で耳をふさいでいた

たまに目をあけて私をにらんだ


携帯写真+詩 料理店の夜 Copyright 吉岡ペペロ 2007-12-19 23:29:01
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