TOWN
Porter

町から街へ
子供から大人へ

僕の小さな足が
大きな坂道を下る

池の周りを囲う家並み
そこら中で
夕食の匂いがして―

母さんも料理を始める
僕は父さんの為に
ビールのグラスを冷やす

日が暮れていく
それは
寂しい事ではなかった

父さん、おかえり―

街に過ごす今
僕はただ思い出す

懐かしさと優しさは
同じ顔をしていた


自由詩 TOWN Copyright Porter 2007-12-15 14:23:10
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