たとえばこんな底冷えのする12月のある日
涙(ルイ)

毎日何もしないで家にいると
余計なことばかり考えてしまう
たとえば今日もまた
死にたい願望が表面化してきて
青い空がなんだか
何かしろしろと
ボクを攻め立てるから
だからなんだか
やたらと泣きたくなる

この世の中に
ボクなんて必要ないような
そんな気がしてきて
せめて貴方だけは
ボクを必要としてほしいだなんて
そんな都合のいいことばかり
考えてしまうから
ボクはまた死にたがる

もういい加減
自分の人生に慣れなきゃね
30年も生きてきたんだから
それはいろいろあったよ
だけどもいつまでも
それにかまけてる場合なんかじゃ
もうないんだから
少しは大人になりなさいよと
またどこからか声が聞こえてくる

結局ボクは ボクという存在を
もてあましてばかりいるんだ


自由詩 たとえばこんな底冷えのする12月のある日 Copyright 涙(ルイ) 2007-12-12 16:51:53
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