ひかりについて
アオゾラ誤爆
階段を降りている
のぼろうとしてたのに
でも迷わない
うしろすがたは不安じゃない
夕暮れにはえる骨格
自転車の鍵はどこ
きみのかかとが逃げていく
ひかりのすまわない瞳を
ふりむかせたくて
声をだす
なまえを思い出しているよ
そして
嘘 と似たそのひびきに
こぼれ落ちそうになる
こころ
はてのない地上です
確かそうだといっていたな
きみ
ここはこわい
いつか触れてしまうのも
絶えがたい痛みをかんじるのにも
なれていくのでしょう
青いフリスク三錠と心中
わらっていうひとのかげを
見送りながら
ねがいをすてた
とけていくあの向こうのほうへ
さよなら という
まぶしさは