雨に打たれて
妖刀紅桜

雨の中を
1人で
立っている

ずぶぬれになるまで
家に帰らず
雨の中をひとり
立っていた

あいつと
別れたから
あいつに
ふられたから

わたしのこと
真剣に
考えてくれる
好きでいてくれる
本気でそう思ってた
だって
あいつが
好きだったから

そうしてまで
私は
あいつに
良く思われていたいと
本気で思ってた
でも
ただのうぬぼれ
私の勝手な
思い過ごし

本当に
私は
嘘つきね

雨に
このまま
打たれようか
ひとりになって
思い知る
私の自我が
強すぎたと
言うことを・・・。


自由詩 雨に打たれて Copyright 妖刀紅桜 2007-12-07 14:16:15
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