メモリーズ
純太

紅葉坂のプラネタリウムは
横浜の夕暮れと星屑
石畳を下れば
恋の数ほどの壁画群

駅前に着くと
冷たくて頭が痛くなる
メロンジュースを飲み干す俺の横に
君がいつも
君がいつも

いたんだ

俺の人生が俺に与えてくれた思い出達よ
これからもそのような思い出を
与えてもらえるのかな

ブロンズの身体で
真夏の夜に梅酒を飲むような瞳になっても
思い出は老化していないんだ



自由詩 メモリーズ Copyright 純太 2004-06-15 21:32:25
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