ev
000

橙ノ街から見下ろして
海が落日を喰らうようで
世界の片隅まで、次に来る夜で染めようとしている、夕

初めて触れる 淡い冷たさ

紫ノ街から見渡して
空は海と一つになって
私だけが独り、暗い宇宙に浮かんでいるような、夕

終わりを呼ぶ 鮮やかな彩り


自由詩 ev Copyright 000 2007-12-07 01:05:43
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