君の羽
ゆうと
冬のあたたかな日
つめたい花が咲く
君はひとりで黙々と
空の写真を撮っていた
君の背中には羽がある
そんなことに気づいた
夕方になると
影を踏みながら
石を蹴りながら
帰った
星が鳴らす音をききながら
眠りに落ちるのを待った
君の羽を思い出すと
心が少しだけふるえた
自由詩
君の羽
Copyright
ゆうと
2007-12-06 20:46:18