裸足のわたし
ゆるこ

 
 
君の産まれたその訳を
探す旅がこの人生と
果たして誰が言ったのだろう
 
黄色い砂場で
硝子片を散りばめた
掌の嫉妬
 
欲深い"愛してる"
メランコリィな一日
命の欠片が踊って、
 
笑い声の手拍子
夜の月の孤独
瞳のなかの世紀末
 
 赤い 赤い 赤い
 
(白い 白い 白い)
 
 
林檎みたいな
溶け出した闇
水のなかで
微笑んだ
 
 


自由詩 裸足のわたし Copyright ゆるこ 2007-11-28 22:28:45
notebook Home