ひとり



思えば長い付き合いで、
子供の頃手放さなかった
あの、色褪せたタオルみたいに
やさしくてクシャクシャ

いつも
あなたの中の
私の匂いに安堵していた

そのことに
さっき
気が付いて、

たったひとりで
気が付いてしまったので


携帯写真+詩 ひとり Copyright  2007-11-24 17:37:01
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