ウィンター・フォール
nm6

ぼくにビールをくれないか
嘘もへったくれもないカタルシスなんだ
爆音イット・セルフの洪水の渦中なんだ
さあ、

夜はブラックで
朝は切り裂くようなホワイトがラメのように
まるでインテルが入ってるかのように回転して昼
あのレコードが待ちきれない

ぼくにビールをくれないか
影も形もないラブシーンなんだ
爆音イット・セルフの高揚の頂点なんだ
カモン、

   カモン、





   あそこで光る、あれは、
秘密なのか?





ぼくにビールをくれないか
君は忘れてしまった
ぼくは憶えている
あの光るあれの秘密を憶えている
いつだって向こうの世界から摘んでこれる花を
いまだってダイブすれば終わる世界を
こんなに簡単だ
君は忘れてしまって
ぼくは憶えている
夜はブラックで
朝は切り裂くようなホワイトがラメのように
朝は切り裂くようなホワイトがラメのように
夜はナイトで
朝はモーニングだ
ぼくは出かける
辞めたければいつでも辞めればいい
ぼくは辞めないが
劇場はここだし
合図はあれだ


自由詩 ウィンター・フォール Copyright nm6 2007-11-16 01:41:36
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