シンジュク
森下 流華
何かを掴もうと 手を伸ばしたら
逆に引っ張られた
欲しい物が手に入った と思ったら
精巧にできた まがい物だった
声をかけられて 振り向いたら
同じ服装の人たちが 手招きしていた
そんな物騒な街だけど
人への無関心さが心地よくて
今日もまた来てしまう
街のネオンが 私の太陽
ここは永遠に眠らない パラダイス
自由詩
シンジュク
Copyright
森下 流華
2007-11-13 16:20:23