苦笑
永遠音 史香

君の声が聞きたくて


携帯電話に手を伸ばす。


リダイアルを使わない。


そんなもの無くても覚えているから。


些細な事すら共有したくて。


すがるように手を伸ばした。













君の声が聞きたくて。








歪んだ空虚はただただたゆたう




諳じた有限は謳わない。






共有したくて。
声が聞きたくて。
会いたくて。








  想いはいっそ傲慢なくらい溢れ出す。


自由詩 苦笑 Copyright 永遠音 史香 2007-11-06 07:28:37
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