NY/NY
北大路京介


あなたは いつもコトバを研いで

いったい何を斬ろうとしてるの

愛してる人に愛されてるだけじゃ

あなたの ココロは満たされないのか

 嬌声を どれだけ
 浴びたなら
 僕の手をひいて 歩けるの

僕らの世界は いくつも 何行目かで繋ぎ合ってて
闇に潜む影の 妄想が止まる日も近そうで...



素直に吐いたセリフとか

凍らせてしまうまで 僕に見せてくれやしない

ドロドロと流れ落ちるような

汚らしい感覚も 味わいたいのに

 硬くしちゃうから
 恐れちゃう
 都合の良いいように 飲み込めない


僕らの世界は いくつも 数小節ふざけあってて
風が吹いた嘘の 目的が照らされてしまいそうで...


   人工的な沈黙の恐怖と 衝動を抑えつける薬と
   未来へ向かう共感を抱えて "絶対"を否定し続ける

   嫉妬や恥じらい 高いプライド
   刺されたいと思ってるのは あなた自身
   つらぬいてしまいたい?


僕らの世界は いくつも...  重なってしまって

僕らの世界は いつしか...  繋がり合ってしまって

僕の眼を見つめて

僕の日々を祈って





自由詩 NY/NY Copyright 北大路京介 2007-11-06 05:02:21
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