Confession(3)
信天翁

            街路灯の薄目が
パチンコ屋のネオンがそれぞれ瞬き始める
    沈潜がひとしおの黄昏はひととき
 玩具の掛け時計はオーバーにひびかせる
          セコンドの刻む音を
にびいろにカモフラージュされた千切れ雲
  キュービットの爪でひっかかれた眉月
 エンゼルの涙でくもったミルキーウエイ
                そして
     エレジーを奏でる海坊主のかげ
 あゝ ゆめの行列はとりみだされている
                 晩秋


自由詩 Confession(3) Copyright 信天翁 2007-11-04 19:45:54
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