見つめて
山崎 風雅

 七色のビロードに溶ける思い出

 どんな楽しいことがあっても
 時の流れには逆らえない
 戻らない

 すべてが煙のように
 すべてが幻のように
 目の前を通り過ぎて行く

 ああ、一時の快楽さえも

 それでも
 求めてやまないのは
 どうしてなんだろう

 そうやって、陽が沈み
 今日も過去になっていく

 何の為に生きてるんだろう

 答えはいっぱいあるんだろうけど
 見つけられない
 見つからない

 そして、時を見つめてる



 


自由詩 見つめて Copyright 山崎 風雅 2007-11-04 17:52:17
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