想い
megie

未来の自分への期待、こうなりたいという夢。
そのための、精一杯の頑張り。

でも想いが強すぎると
それはどんどん枝分かれして、収集がつかなくなってしまう。
自分でも気づかぬうちに、その枝はぐるぐる絡まる一方で
「想いがある」ということしか認識できなくなる。
五感が薄れて、身動きが取れなくなってしまう。
悩みの迷路に入り込んで、どこまでも墜ちて抜け出せない。

そんな時は、根っこを確認しよう。
想いが発したその時を。
根っこが張って芽を出した、その瞬間の自分を。

希望と絶望の繰り返しに疲れ果てても
その日は必ず来るんだと、信じるんだ。
いつでも道は敷かれていて
自然に眺めていれば、それは見えるんだと。
だって、もう十分すぎるほど頑張ってきたんだから。

ゆっくり力を抜いて、流れに身を任せて。
想いはきっと、そうやって伝わって叶ってく。
気づいたらそこにいる自分を見つけるみたいに。


自由詩 想い Copyright megie 2007-11-04 17:21:28
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