一通
佐々木妖精

コーヒーを飲みながら

オレオでオセロをすると

きみは決まって怒る

きみが黒

手持ちのオレオが両面黒になるよう、ハンディをあげ分けているのに

それがひどいとなじる

この愛は一方通行なのかななんて悩んでしまう

きみがたったか去った部屋で、僕は手持ちのオレオをかじる

甘くて美味い、白黒オレオ

苦くてオトナの真っ黒オレオ

僕等のケンカはいっつもオレオ


自由詩 一通 Copyright 佐々木妖精 2007-11-03 23:09:40
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