透き通る
風音

冬の朝
あのひとを
ミルク色の息が包んでいた

わたしがだんだん透き通る

あのひとを
あたたかいブランケットで包みたい

わたしがだんだん透き通る

わたしがわたしじゃなくなって
あのひとのなかにいる





自由詩 透き通る Copyright 風音 2007-11-03 16:29:19
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