無題
永遠音 史香

意味を持たなかった数式逹に意味を与え



意味を持ったとたんに私の手を離れていった元素記号逹。



古代の人がつむいだ物語が舞う。



世界中と繋がれる言葉が駆け抜ける。




儚い文明が創いた一時の夢を受け入れ、未だ儚いとは気付かず繰り返す歴史が笑う。




最後のチャイム。


人のざわめき。


解放される喜び。




遠くはない未来。


自由詩 無題 Copyright 永遠音 史香 2007-11-01 22:44:27
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