23という数字。
菊池ナントカ


アイリス、
抱きしめて飛びたいよ。
チャンスをさ、
くれないか。

悪影響だよ。
裸体ですら辛口な。
会議室に、
忘れたんだ。
苦しさとか。

痛々しいぜ。
誕生日に、
バカみたいにさ、
死んだような眼をして。
腐っていた。

永遠を一人で、ただ一人で、
ドイツに探しに行く。
ガール。
私は、
腐っているからついて行けない。

同じ、大声。
同じ、お話。
たくさんしたかったわ。
くたびれて死ぬ。

カウンセラーの、
通信は、
仕損じんてるわ。
カリスマなんて嘘ね。
くたばれ。

期待してないわよ。
台風がくるもの。
苦しくないよ。

こんにちは、
ウクレレの男。
透明な虚構。
美しいわ。
屈辱的よ。

思春期なんだろ?
涙が七色。
画集を抱きしめて、
惑星を、
砕きたいわ。

資格なんかないの。
ぶってもいいよ。
破ってもいいよ。
下らない雑誌をあげるよ。

私有地だ。
ん、行こう。
自由主義だろ。
雪を踏みしめる。
下らなくても。
繰り返しでも。

水曜にさ。
疑惑を持っていたよ。
なんか、引っ掛かってた。
魅力的な君だもの。
クイーンだから踏んでいい。

スズラン、
淫らに見出し。
駄馬を乗りこなしたんだろう。
薬を本当にちゃんと飲め。

セブンスターを、
頼んだ。
崖の上。
やがて知るんだ。
苦しみも落ちたって。

体調はそれなり。
今から行く。
都営地下鉄、
うん、まぁまぁ。
苦しくないよ。

チキンカレーを、
夕方食す。
薄明かりの下で、
男は一定のリズムで、
ウロウロしている。
クイズ、ストーカーは誰だ。

チェックのスカート、
予想通り売り切れ。
ダメだねぇ。
靴下買って帰るよ。

途方にくれていた、
シマシマの世界で。
町は何食わぬ顔。
空気の匂い。

仲直りしようかな。
彼女と。
飲み屋で思ってました。
くっだんねー。

ネイビー色の、
リボンちょうだい。
マスカラ落ちてるよ。
口紅はその色がいいよ。

文学作品だろう。
ん、ふふっ。
教科書に載ってたっけ?
読んでくといいよ。
美しい嘘だ。
苦悩するといいんだ。

ミントグリーンの、
ナイフ。
届いた日にさ。
空気に触れて消えた。

眼ン球がさ、
ぐるぐる回る。
ろくでもない場所だ。
黒いウサギが見てたんだ。



自由詩 23という数字。 Copyright 菊池ナントカ 2007-11-01 14:53:54
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