GOTH
000
「死にたい。」なんて云って本当は生きたかった
knife
ナイフを汚した血の文字で書いた其の思いは
誰も傷付けたりしないし
ナイフから零れ出した真っ紅な液体、其れは
誰でもない僕のものだって
何で誰も解ってくれないのかな
僕はあの場所で嗤っているよ
今日も
blood
あの頃の僕に花束は描けなかったから
せめてもの餞になれば好いと思った
あの頃の僕に笑顔は作れなかったから
いつの日か別れの言葉を云いたいな
遠過ぎる
泣いたら楽になれると思っている
近過ぎる
いつも誰かの影を踏んで生きている
もう要らない
此の胸には入らない