冬、でもない
パンダでもない
みんなとんでもない
あぁ、プロパガンダ
生贄の檻、ひとり、ひとり、ひとり、
火の鳥
永遠の命を運んでくる前に
永遠の檻

秋、でもない
あられが降ってきて
アラレちゃん
あぁ、おれの眼鏡
ひん曲がった心に
セメントを流し込む
冷たさ、快感、デパートの上で
海岸

夏、でもない
黄色のジャンパーで、汗びっしょり
でもない
洗濯物が臭い
たぶん遺伝子が組み込まれてる
あぁ、虫の死骸
おれも蒸し蒸ししたい
蝕まれた体で
夏を無視

春、かもしれない
と思えば、冬、
額を指先でトントンする
春のジャンプ、春の木立
あぁ、豆腐は柔らかい
腐ったベッド
カジノで黒の０にベットした
運命のルーレットが回る
女が足を組み替える
そこにおれの目線が釘付け
イカサマされる
玉は赤に流れる
いつも