66P 「短歌2」より
むさこ
春兆す空を二つに分けるごと
飛行機雲は青き陽の中
入院の友に送られ外に出る
日照雨の空に冬の虹たつ
京都には冬が似合ふと初雪に
神戸の人は寒さも加ふる
子等達が どんぐり寄せて遊びしか
ぬくき師走の路地に雨降る
啓蟄にあやかり温き日となりて
虫ならぬ犬ふぐり咲く道
短歌
66P 「短歌2」より
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むさこ
2007-10-19 21:08:40
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