喘息で全速力
狩心

あのぉ。。。ぼくと踊ってください・・ラストダンスってやつです。。
あたまがくらくらしてきた たぶんこの回転で踊れます
どうぞお手を拝借 ぶひーん。
なんなんなんなんなんなんなんnあーん
口をあけたままー そう! みぎーひだりみぎーひだりみぎー
視界ゼロ

なんも見えてこんなぁ・・・そうでしょ、だって、
机の上に顔を埋めてたら、なんも見えてこんなー風に
確定ル指定ク カクテル ママに会いたいよぉ・・うえーん。
Zの起動

しょんぼりしてます今、じぶんが情けなくて
じぶんを真っ二つにパカッと切っちゃうこと考えてます
むかし童話で読んだんです、一つのものを真っ二つに切ると
鬼退治ができる桃太郎が生まれてくるって
出現

壊れた地表に
足が挟まった大腿骨 骨盤の裏側 双剣を股に掛けてモザイク
幽霊電車から見える夕陽が ハシャグ自動車と必死に競争してた
縮んだ髪は ボクの身長を測るもの だったっけか?
ある朝目覚めた、きっと今、生まれたんだと思う
そうやって鬼に枕元 囁かれて肘鉄 食らわされて腹ペコおとうさん
人生皆兄弟 意味が分からない そもそもボクに 意味なんかあるんだっけ?
そう言えば隣のおじさん言ってたな、人生に意味なんてないよって馬鹿野郎
それよりもおじさんといいことしないかって誘われた記憶
あの時 勇気を出して飛び込んでいたら 僕の人生も逆転三振ホームランだっただろう

ああ! 夕陽が重く天秤! 粘土細工はボクの顔
指で突付いて穴を開ければ そこから蛆虫がいっぱい
三三七拍子に乗せて 讃美歌を歌いだす
小学校の校庭をイエス・キリストが一生懸命走って
何も分からないボクに バトンを渡したんだっけ。
先生はみんな信者って 死んじゃってさぁ、
首に突き刺さるペンダントが たぶんボク自身の苦い思い出

英和辞典でSEVENと引くと
ウルトラマン・セブンと出てくる
ボクはてっきり、セブンスターかなって思ってたのに
辞書はいつも期待を裏切る、でもそもそも
ボクは期待という言葉を知っているんだっけ?
小さな穴が上昇して行く未来 少女の足跡がはんぺんみたいに
ボクのぬりかべを倒していった 鬼太郎はどこにも見当たらない
やっぱ彼は 架空の人物なのだろうか
大丈夫だよ鬼太郎、
ボクも架空さ


自由詩 喘息で全速力 Copyright 狩心 2007-10-16 01:11:21
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