太陽
manabe kenta



何気無く無為な日々を



風のように過ごしては



喧嘩した日もあったね



(マックでの会話。)



「何食べてんのさ。」



「ポテトは鼻に刺すモンだよ」



おちゃらけた君に、ゴメンネしたい



卒無くこなした色々のことも



今では沈殿物なんでしょうか



(ライヴハウスにて。)



「唄うなこの野郎がぁ!!」



枚挙してみれば暇は無くて



「やっぱコルトレーンだよね」



「夜の歩道橋は、素敵だ。」



「私と君の二人で、世界をつくろうよ」



挙げた分だけ切なくなって



「それが言えれば恥ずかしくないの。」



SGは君を回想しては



夜空に空虚な粘りを放つ





ズギャアァアアァン
    ガガガガァガッガギィーン


           ピィーーーー、ギャァァァァァ
   ズギャアァアアァン、ギィーン
ギャァァァァァン、、、、





「うん。待ってるから。」





今日も都電で寝た振りをして



君の横顔をやり過ごしてた




自由詩 太陽 Copyright manabe kenta 2007-10-12 20:22:32
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