断片の矛盾
見崎 光
金色の野に魅せられた夕刻の空
どこかで産声をあげ
どこかで、
永い眠りへと就いた
心の奥底は昔
表面は今
曖昧な生の狭間で
何を見、
何を聞き、
何を残す
手元に足元に広がる
可能性とやらを
どれだけ掴むのか
美しさは切なすぎる
儚さを秘めながら
ありのままで包み込む
意識を掻き立てるだけ掻き立てて
夜に溺れ、理由を探す
しっかり、
生きれてるのだろうか
歩けてるのだろうか
未詩・独白
断片の矛盾
Copyright
見崎 光
2007-10-12 18:15:03