閃光
1486 106

閉塞感

喪失感

虚無感

どんな言葉を使っても

この暗闇を言い表せない



分かってる

他人や世界を否定したところで

すべては自分に返ってくると

そしてまた内側に押し込めて

結石のように膨らんでいく



瘡蓋を庇うたびに

増えてゆく傷口

堂々巡り

そんな日々の中で



幸せはきっと

閃光のような一瞬の瞬き

だから怖がらずに目を開けて


自由詩 閃光 Copyright 1486 106 2007-10-12 17:00:26
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