朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます
ぼくが、ベーコン/と思って食べていた朝食のそれに
添えられていた言葉
皮膚とか血管とかのもっと奥で
甘皮を剥がし
深爪をくりかえしながら/消化されて
今日もぼくを形成しています
頭皮が、額が、焦げて/それは花火の匂いに似て
君の口元のほくろを思う
遠い臨終の日の迷子になって、ぼくは
水面が揺れるのを見つめ
新しい行を綴れない未来を
しきりに抱き寄せては
泣いてばかりいます
ポエニーク 即興ゴルコンダ投稿作品