一から五まで(恋)
みへき渉
どうしてそんなに かなしいの
*
かなしいけれど 恋だった
かなしいだけで 恋じゃなかった
*
この瞳に落ちたい
落ちようと決めた
死んでいく日々に耐え切れなくて
*
ねむい
このまま さなぎのように眠りたい
蝶になれなくともよい
傷つかずに済むのなら
*
これで終わるなら
それでいいのかもしれない
あたしを諦めるというなら
もうそれでいい
あたしだってうんざりだ
自由詩
一から五まで(恋)
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みへき渉
2007-10-10 10:05:37
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