vuoto canto
ゆるこ

 
 
シとドの間の秘密
密林の光を探す処女
口笛は
美しくもはかない時代の産物だと
誰かが呟いた
 
永遠を笑うこどもたち
中指は輝きながら点滅して
たくさんの蛍を呼んだ
 
ここで響く
名も無き詩が
白い教室で
鳴り響いているのは
 
教えてほしい
世界が
回り続けて
死んだからだと
 
 
(幾多の鼓動に
(混ざり合う不思議
(わたしは探していた
(紡がれたからだたちを
 
 
つむりながら繋いでいく
きっと
からからの喉から溢れるなにかが
ぼろぼろと
 
 
紛失するんだ


自由詩 vuoto canto Copyright ゆるこ 2007-10-01 22:49:48
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