手紙
まりも

XXXへ


昨日はありがとう。
久しぶりに会えて楽しかったよ。


ちょっと気まずいこともしちゃったけど
それはそれでよかったのかなぁと思うよ。

私は意外とこういうことを真面目に捉えすぎる性質で
なんていうか、きっと相手が誰でも同じように誘うし
誰とでも手を繋いで甘えられるあなたを理解できないというか、
したくないというか…もしかするとうらやましいのかもね。

けど、今まで指一本触れてこなかったあなたが
抱きしめてくれたのは本当にうれしかった。
それも事実なんだ。



私があなたに抱いてる感情は
愛とか恋とかとはちょっと違うかもしれない。

今の段階では友達とも言いがたいし、
恋人になりたいかっていうとそれは怖いし。


ファン、かな。


ずっとずっと応援してたいの。
嫌いになりたくないし、嫌われたくない。


でも、あんまり遠いのもいやで、
だから今の距離感がちょうどいいんだよ。
たまーに連絡とるとか会うとか、そんな感じ。
ファンサービス程度に思ってくれればいんだけど。
あなたにとっては生殺し状態かな。

手に入りそうで入らない。そういう。


大体、手に入ったら飽きるでしょ。
あなたってそういう人じゃない。
飽きられたくないのよね。




永遠てどれくらい先の未来のことを言うのかな。

これからもずっと友達で、というか、私のこと忘れないでいて。
「さよなら」も「大好き」も「ありがとう」も言わないから。
あなたとの、糸よりも細い関係をどうしても守っていきたいの。



そんな私のわがままをかなえてください。


昨日はほんとにありがとう。
でも、人肌恋しさが募ったみたい。


次はいつ会えるかな。
あんまり期待しないで、待ってるね。




×××より。


未詩・独白 手紙 Copyright まりも 2007-09-29 01:07:08
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