つげる野
砂木

夜杖に狭間梳き
地より柔らかにうねりゆく朝もや

泊められていた火船
砥石の角をたち

白く月の望む腕に
かなえられて昇る


自由詩 つげる野 Copyright 砂木 2007-09-28 07:13:41
notebook Home 戻る