恋月 ぴの

口ぐせになっている
おとなも
こどもでさえも
何かと言えば口にする

死ぬほど頑張ったのか
どれだけ努力したと言うのか

口にすればするだけ
逃げていってしまうものがある

それでも。ついつい口にする
言ってもはじまらないのは判っているくせに

弱音を吐く
こころの安全弁だとしたら
「お疲れさま」
そんなことばに置き換えてみる

自分がいちばん可愛いのは誰でも同じこと
いたわりってやつを考え直してみれば
このかけがえの無い地球こそ
人々に痛めつけられ
疲れきっているように思えてきて

「お疲れさま」
まだみぬ大切な。あなたに

そして。この地球にも
「お疲れさま。ごきげんよう」のひとことを



自由詩Copyright 恋月 ぴの 2007-09-25 21:15:54
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