僕には甘すぎるミルクチョコ
し ん


張り巡らされた電線で
空色のパズルがほら
2ピースだけ盗んでポケットへ
握り隠して逃げてきた
君に1ピースあげるから


二人だけの秘密、僕たちだけの秘密
秘密基地の中に潜り込もう
ふと見上げた空は今もそこだけ足りなくて
甘い甘い想い出と僕を木枯らしが吹き掠った
寒さにマフラー巻いて
嫌いなミルクチョコを一つ、舌の上で転がすよ



こんな秋も悪くないかもね


自由詩 僕には甘すぎるミルクチョコ Copyright し ん 2007-09-25 19:44:45
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