きえたにっき
鴎田あき

消えたにっき

せいふくのすかーとが
はたはたと笑う

ゆうやけぞらがのどに沁みて
嗚呼
透けたひかりの音がする

あの頃のかなしみを
わたしは
のこしておきたかった







自由詩 きえたにっき Copyright 鴎田あき 2007-09-25 12:40:07
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