60P 「短歌2」より
むさこ

真向ひし雪大文字に息呑みて
崇高なる美に心洗わる

鴎には雪が似合ふと久々の雪積む
景色川辺に立ちて

乙女子が幸せそうな顔をして
隣に座る夜の地下鉄

口紅をつける事なき此の日頃
コマーシャルの紅美しく見ゆ

夜の更けてチャルメラの笛通り過ぎ
明日は卯月と思いて眠る


短歌 60P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-09-23 16:53:25
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