踊日
ヨルノテガム





宇宙から来たワレワレは
人間に命令をす、


踊れ

ロボットダンス、



いやいや、地球の動物なる模写をも取り入れることよ
鳥のように舞い しなやかな鹿の飛び跳ね、
ライオンの獰猛さを5分の1に薄めて猫パンチ、
カンガルーキックも見過ごせまい、
木々枝葉の造形なる腕足の固定よ、表情は冬から春へ、
夏は驚いた口の中から秋は燃ゆる

虫たちの群がる様よ、小人たちよ、
お前たちはムカデの足にナーレー
前がつっかえて押しくらしたら、てんでバラバラに
蟻よ、働け、八方へ拡がり働け、仕事は探せ!
土は餌にはならないぞよ、皆で困れ、困ったダンス、
大きく困り、小さく困る、そうだ 言葉を食べよ



ハッ!ヒッ!フッ!

を卵で溶いて 小麦粉交ぜて 牛乳搾って

ヘッ!ホッ!

魔法を掛けたら何かが出来てる!

さあ食べよ、逃げよ、満腹からは踊りは鈍る、
吐け、ゴマ団子、踊れ、ゴマ団子分のエネルギー、海よ




山よ、やっぱり海が好きよ

踊りは海へ捧げられる

女神の観覧席は柔らかい砂の小山 笑顔のダンス、
氷の冷笑ダンス、悠々のダンス、脱力、ご立腹のダンス、
腹踊りは見せなくてっ!
クジラのダンス、よう分からん、それ、これ、ダンス、
適当が自然にいちばん近く触れている、
あなたへとダンス
宇宙人も後ろでこっそり混ざっているダンス、
あなた素敵よ、ダンスの力が最初から最後まで
わたしを元気にしてくれた

懲りずに踊る、

その人を好きな分だけ、

そんなことも忘れてダンス、

ダンス自体が踊りだす

明けるまで、飽きなくも、

明けるまで、飽きるほど、

明けるまで、明けた、明けるまで、

















自由詩 踊日 Copyright ヨルノテガム 2007-09-18 18:45:40
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