とべ
砂木

いだいてくれていた
ちからがぬけていく
だれのまえにもでない
ねいろで
いとしさで
ふさいでいてくれていた

もういいよ
めをかくしてくれていた
いじのわるいてが
なきむしのように
てをふるわせる

くらやみにだって
あしたがあると
めをあけるよ
みえなくても
きょうがある

しらないことばかりがわたしをせめるんじゃない
せめているわたしをとばせよう


自由詩 とべ Copyright 砂木 2007-09-13 07:16:04
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