携帯の着信音は猫ひろしの声 らっせいらーらっせいらー
P.B.

品川駅の階段に座り込んで聖書を読みふけっていた。

僕の靴を脱がしてくれないか。

もう歩かなくてもいいんだ。

携帯が鳴って、出てみると神様だった。

いまさら何を言いたいんだ。
僕だって羽根くらい欲しいんだ。

あの雲より遠い君を想う。
どの日々よりも遠い過去を辿る。


自由詩 携帯の着信音は猫ひろしの声 らっせいらーらっせいらー Copyright P.B. 2007-09-11 17:41:03
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