童心
フクロネヅミ

昼間の団地で
あの頃に浸りました

きっと此れは犯罪です


いけないことと思いつつも
衝動に駆られ
ピンポンダッシュ


狙ったのは、うちより少し遠い、端の方
あったこともない人の家で


表札も見ずにピンポン

調子に乗ってピンポン


不在だろうか
まあいい、と
とりあえず走ってみます

いい
懐かしい息切れ



昼間の団地は人気がないのに
それでも窓は開いていますから

視線を少し気にかけながら


息切れ、切れ、切れ


ウォーキングのおばさんが
横一列に三人


ひやっとして、吹き出しそうになって



25歳は

また明日もと
興奮気味にニヤついてます



未詩・独白 童心 Copyright フクロネヅミ 2007-09-11 10:55:13
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