童心
フクロネヅミ
昼間の団地で
あの頃に浸りました
きっと此れは犯罪です
いけないことと思いつつも
衝動に駆られ
ピンポンダッシュ
狙ったのは、うちより少し遠い、端の方
あったこともない人の家で
表札も見ずにピンポン
調子に乗ってピンポン
不在だろうか
まあいい、と
とりあえず走ってみます
いい
懐かしい息切れ
昼間の団地は人気がないのに
それでも窓は開いていますから
視線を少し気にかけながら
息切れ、切れ、切れ
ウォーキングのおばさんが
横一列に三人
ひやっとして、吹き出しそうになって
25歳は
また明日もと
興奮気味にニヤついてます