空についての覚え書き(その3)
快晴
突き抜けるような青空に
立ち竦んでしまう私でも
退路は全て遮断してきた
==========
空が本当は何色かなんて
私は知りもしないけど
ただあるがままに受け入れたいだけ
==========
渦巻く空のはるか底辺
グルグルに巻かれた思考の果て
いつか風の波に乗る
==========
起きているのか眠っているのか
空にそっと問いかけてみれば
断崖の花が微かにそよぐ
==========
出番待ちの太陽に
「ちょっと待て」と空の声
何かが弾ける音がする
自由詩
空についての覚え書き(その3)
Copyright
快晴
2007-09-07 09:07:24