空についての覚え書き(その3)
快晴

突き抜けるような青空に

立ち竦んでしまう私でも

退路は全て遮断してきた

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空が本当は何色かなんて

私は知りもしないけど

ただあるがままに受け入れたいだけ

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渦巻く空のはるか底辺

グルグルに巻かれた思考の果て

いつか風の波に乗る

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起きているのか眠っているのか

空にそっと問いかけてみれば

断崖の花が微かにそよぐ

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出番待ちの太陽に

「ちょっと待て」と空の声

何かが弾ける音がする


自由詩 空についての覚え書き(その3) Copyright 快晴 2007-09-07 09:07:24
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